ピアノの先生と子供たちの週末 ~アメリカの土曜日の過ごし方~
- ACM日本支部
- 3月15日
- 読了時間: 3分

アメリカのピアノの先生にとって、土曜日はとても人気のあるレッスン日です。
学校や仕事が休みの生徒が多いため、午前から午後にかけての時間帯はすぐに埋まってしまうことがよくあります。
これは、日本でも同じですよね。学校や習い事のスケジュールを考えると、多くの生徒さんにとって、土曜日はレッスンやお稽古ごとに相応しい曜日になります。
そして先生たちは生徒さんが通いやすいように工夫しながら、できるだけ多くのレッスンを受けられるようにスケジュールを組んでいます。
多くの先生は、土曜日の朝から夕方までレッスンをしていますが、中には週末の時間をゆっくり過ごしたい先生もいます。
そんな先生は、土曜日のレッスンをお休みにしたり、受け付ける時間を少しだけにしたりして、自分の時間とのバランスを大切にしています。
先生によって働き方はさまざまで、それぞれのスタイルに合わせたレッスンの形があります。
また、土曜日は貴重なレッスン日なので、「振替レッスンは不可」とする先生、平日より少しレッスンの料金を高めに設定している先生もいらっしゃいます。
そして人気の時間帯はすぐに埋まってしまうので、希望の時間にレッスンを取りたい場合は早めの予約が必須です。最近では、移動の負担を減らすためにオンラインレッスンを取り入れる先生も増えているので、土曜日のレッスンをより柔軟に受けられる選択肢もあるようです。
さて、1日朝から夜までレッスンをした後は、先生たちも自分の時間を楽しみます。
レッスンが終わった後、先生たちは地域のコンサートに行って音楽を楽しんだり、ジムで体を動かしたり、映画を見たり、友人や家族とディナーを楽しんだりします。
アメリカでは、土曜日の夜を家族でゆっくり楽しむことが多いので、日本とは少し違った雰囲気になります。レストランやカフェもにぎやかで、週末ならではの特別な時間が流れています。
そして、翌日の日曜日には、多くの先生が教会へ行き、日曜礼拝に参加したり、教会のミサでピアノ伴奏を担当することもあります。先生によって過ごし方はさまざまですが、このように音楽を「教える」だけでなく、自らも音楽に触れながら週末を過ごす先生が多い印象です。
一方、アメリカの子供たちにとっても土曜日は特別な日です。
平日は学校や宿題で忙しいので、土曜日はピアノのレッスンに加えて、スポーツの試合やダンス、アートクラスなどの習い事に通う子が多く、朝から予定がいっぱいになることもよくあります。
子どもたちがいろいろな活動に参加できるように、保護者の方は一日中送り迎えで車を運転することも多く、これはアメリカの子育てではよくある光景です。
午後は友達と公園で遊んだり、家族でショッピングモールや映画に行ったりしてリラックスすることが多いです。
また、地元のイベントや学校のクラブ活動に参加することもあり、コミュニティとのつながりを大切にしながら過ごすことが一般的です。
夜には、家族と一緒に食事を楽しみ、翌日の日曜日の準備をしながらゆったりと過ごす家庭が多いのもアメリカならではの文化です。
さて、今日は土曜日ですね。
1日がんばりましょう!
米国ピアノ指導者団体
ACM日本支部
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