こんにちは、米国ピアノ指導者団体ACM日本支部です。
2025年3月1日(土曜日)、米国ピアノ指導者団体American College of Musicians (ACM)主催の質問会がオンラインで開催されました。当初の予定(21:45)より早い日本時間21:00(テキサス時間朝6:00)に開始され、22:15まで行われました。
さて、ちょうど5年前の今頃、コロナの影響で学校が一斉休校となり、多くの生徒さんや子供達、保護者の方やピアノ指導者が戸惑いを感じていました。
海外渡航は一斉にストップ。
子供達の部活動、コンクールを初め、日頃から目標を定めて頑張ってきたことが、感染拡大を防ぐ対策と理解していたものの、大きな音をたてて急ブレーキをかけました。これは日本だけの現象ではなく、世界のほとんどの子供達が同じ状況であったというのが、とても印象に残る出来事でした。
米国ピアノ指導者団体ACMはギルド試験の日本での開催を目前に控えていましたが、対面審査をキャンセルせざる得ない状況になりました。
しかし、「子どもたちがせっかく練習してきたことを無駄にしないように」と、もともと欠席者対応として使っていた録画審査をメインに切り替え、パンデミックの中でも教育活動を止めずに続けた唯一の団体でした。
今振り返ると、これは決して大げさな表現ではなく、ある生徒たちにとっては、学ぶ環境を守り続けるための大切な選択だったと感じます。
パンデミックをきっかけに、ACM米国本部は対面審査に加えて、録画審査とオンライン審査を導入し、現在は3つの方法から参加者が選べるようになりました。
このように柔軟な対応が即座にできたのは、米国本部が1929年から積み重ねてきた経験が、「規定」という形でしっかりと受け継がれていたからだと思います。
長い歴史の中で培われた基盤があったからこそ、どんな状況でも子どもたちの学びを止めずに続けることができたのだと感じています。
そして、米国本部の意向としては、海外渡航が自由になってもうすぐ3年を迎える今、新しく加わった参加方法(録画審査・オンライン審査)も大切にしながらも、一年に一度の貴重な機会として、ぜひ多くの方に対面審査の良さを体験してほしい、というのが米国本部の願いです。
今後も、米国ピアノ指導者団体ACMは、柔軟にピアノを学べる環境づくりを引き続き行っていきたいと考えています。
最初の投稿はここまでで⭐︎
どうぞ良い1日を!
米国ピアノ指導者団体
ACM日本支部
Comentários