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アメリカ独立後のピアノ教育:19世紀の音楽教育の変遷

更新日:3月9日



アメリカが独立したのが1776年7月4日。


そこで本日はアメリカのピアノ教育の歴史を19世紀の時代の背景と共に、

少しだけご紹介してみます。


当時、ヨーロッパから移住してきた音楽家たちがアメリカにピアノ教育を持ち込み、特にドイツやオーストリアからの移民が音楽理論や技術を伝えたと言われています。


19世紀前半、家庭内での自習や個別指導が主流でしたが、19世紀後半になると、ボストンやニューヨーク、シカゴなどの都市で音楽学校や音楽院が増え、ピアノ教育が本格的に制度化されていき、音楽家を育成するためのカリキュラムが整備されていきました。


当時アメリカでピアノを習えた子どもたちは主に裕福な家庭の子どもたち。


ピアノは高価な楽器であり、家庭にピアノを持つことができるのは経済的に余裕のある家庭に限られていたため、ピアノ教育を受けられたのは商業や農業、または上流社会に所属する家庭の子どもたちが多かったそうです。


そしてこの時期、ピアノを習うことは家庭での教養や社会的地位を示す手段と見なされており、特に上流階級や中流階級の子どもたちが学ぶことが一般的でした。


しかし、次第に音楽学校や音楽院が増えてくると、音楽教育を受ける機会が広がり、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちにも、学ぶチャンスが少しずつ増えていきました。


19世紀の後半のアメリカでは、オバーリン音楽院(1865年設立)、シカゴ音楽院(1867年設立)、ニューイングランド音楽院(1867年設立)、ジュリアード音楽院(1905年設立)、などが設立されました。


これらの教育機関はアメリカでのピアノ教育を本格化させ、

音楽教育をより多くの人々に広げるために大きな役割を果たしたと言われています。


本日もお読みくださりありがとうございました☆


米国ピアノ指導者団体ACM日本支部


 
 
 

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