【米国ギルド・ピアノ検定試験〜経験者〜インタビュー Vol.3】
ワシントンD.Cからの帰国子女、アメリカの教育もご経験してきた生徒さんにお話を伺ってみました。
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Rio さん
ピアノを始めた年齢:5歳
ギルド試験を最初に受けたきっかけ:
自分のピアノのレベルを知ることができ、海外のピアノに携わる方々と関われる良い機会だと先生に勧められたから
現在:
大学の英語系の学部で、国際関係やビジネス学などの様々な分野を英語で勉強しています。
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1:当時の先生のギルド試験の選曲方法について教えてください
「私のレベルに合った曲で、その中で私の希望した曲を選曲していただきました。」
2:レッスンやギルド試験でたくさんの曲に挑戦したと思います。経験から得たご自身についてのことを教えてください
「レッスンでは長めの曲を最後まで弾けるようになるまで練習し続ける根気が身についたと思います。
ギルド試験では同じ発表の場であってもリサイタルの時と違い、音の正確さや強弱、表現力やテンポなどをいつも以上に気をつける必要がありました。」
3:IMMT(スケール、カデンツ)の当時の取り組みについて教えてください。
「レッスン中に覚え、家での練習の繰り返しで定着させました。また、レッスン中だけでなく、家でも練習前に指を慣らすために何度も行うのを習慣づけていたりしました。」
4:ギルド試験の対面審査は通訳なしの英語で行われます。いかがでしたか?
「 私は幼少期に海外に住んでいて、帰国後も英語を続けていたのでコミュニケーションに関して特に問題はありませんでした。審査員の方はフレンドリーで、受験者が演奏しやすい空気感を作ってくれたのかなって思いました。」
5:ピアノのレッスンや音楽を学ぶ事を通じて得たものはありますか?
「ピアノのレッスンはいい意味でも悪い意味でも自分の努力が目に見えてわかる場だと思いました。練習すればするほど弾ける曲の数が増えて、数をこなすほど曲の難易度も上げられて、頑張った分だけ上手になれることがとっても楽しく貴重な場だったと思います。」
6:レッスンやギルド試験を通じて音楽以外で得たものはありますか?
「緊張やプレッシャーに負けず、本番で落ち着いて力を発揮できる力が身につきました。」
7:先生とのレッスンで思い出に残っているエピソードを教えてください
・試験期間や受験中のレッスンについて:
初めはレッスンと試験と両立させることは難しいんじゃないかと思っていたのですが、先生が柔軟に対応してくださり、試験に集中しながらも楽しくピアノを弾き続けることができました。
・楽しかった事を教えてください:
レッスン自体が楽しかったです。特に受験期は勉強よりピアノのモチベーションが高く、レッスンに行くことも楽しみで息抜きに家でもよく弾いていました。
・励みになった事はありますか?:
先生のもとで長い間ピアノをやめずに続けられたことが今の自信に繋がっています。
・受験でギルド試験の事をきかれました?
大学受験の面接で自分のアピールポイントの一つとしてギルド試験のことを話しました。自分が10年以上ピアノを続けていたこと、その成果を発表する場でその力を発揮できたことは自分の強みとして話すことができました。
・役にたったこと:
ピアノに指が慣れて、音も聞き慣れた。好きな曲を思いつきで弾けるようになりました。
8:最後にひとことお願いします
「ピアノを続けたからこそ好きな曲から難しい曲にチャレンジできたり、リサイタルやギルド試験などの貴重な経験をすることができました。本当に感謝しています!」
【米国ピアノ指導者団体 ACM日本支部 のInstagramでもご紹介中です】
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